札幌に転勤が決まり、家を建てようと考えたのが2019年の春。当別町はTさんが求める「自然が豊かで人口があまり多くないけれど札幌にも出やすい」という条件にぴったりでした。偶然にも公園に隣接する土地が見つかり、家づくりをお願いしたのは、当別で田園住宅を手がけている辻野建設工業です。
「これから一生ここに住もうと思った時に、やはり地元愛にあふれた地域工務店に家を建ててもらいたいと思いました。辻野さんの建てる家は、自然素材を使っていることはもちろん、地域コミュニティに根差した人の繋がりまで橋渡ししてくれる。そういう点も安心してお願いできると感じたんです」とTさん。
Tさん待望の薪ストーブや、奥さん念願の「旅する木」の木製オーダーキッチンなど、次々に具現化する新居の様子に感動の連続です。外壁には転勤で暮らした地域にちなんで道南スギと十勝産のカラマツを、床はナラの無垢材と天然木もふんだんに使用。窓越しには公園の白樺並木が四季の移ろいを感じさせます。常にソトとの繋がりがある空間は、まさにTさんが求めていた理想のわが家。「これからは四季を感じながら、自給自足に近い、自分たちでつくり上げる生活を目指したいです」と、笑顔で語るTさんでした。
