2023.12.16

丸山眞男とは

丸山眞男(1914~1996)、政治思想史学者。

東大教授。

著作は「超国家主義の論理と心理」「日本政治思想史研究」「現代政治の思想と行動」など。

名前を聞いたことはあるがどんな人だったんだろう?と読み進んだ本だったが、丸山眞男の生きた時代、戦前の思想統制や戦後の学生運動の最中を丸山眞男がどのように切り抜けてきたかが著されている。

そして学問とジャーナリズムの境界線や戦後、大衆が教養とどう向き合ってきたかと言う点も語られている。

右翼から左翼まで、人はそれぞれ何らかの政治的態度を持ってると思う。
無関心というのも何かの意思表示かもしれない。

その態度を決める上で歴史や哲学などの知識が影響する。
知識を得ることで、極端な思想は抑えられる。

経営も経済面における政治的意思決定行動なので、経営者は歴史や哲学から得られる知識を持っていた方が何かと良いのではないかと思っている。

この本の戦前、東大が危険思想の発信源として槍玉に上がったくだりを読み、そんな社会や状況が生まれない事を願いました。

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