読書家が推薦する100冊からランダムに選んだ本を読んでます。
今回は金子みすず。
有名な私と小鳥と鈴と
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私と小鳥と鈴と
金子みすゞ
私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが
飛べる小鳥は私のやうに、
地面を速くは走れない。
私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のやうに
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。
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金子みすずは1930年に26才で服毒自殺をします。
深くて優しい世界観を持つと言う評価はその通りで、その人生と共に人々の心に残る童謡詩人です。
本と言うのは自分と全く異質な世界を体験できるのが良い。
読みたい本を読むのも良いけど、わざと自分と違う世界の本を読むのも良いと思います。