今年は私にとって演劇イヤー。
第一弾は12人の怒れる男。
第二弾は劇団た組によるドードーが落下する。
第三弾が昨日見た白石加代子「百物語」 。
白石加代子、今まで聞いた事なかった、東京市麻布区白石加代子、東麻布出身の女優。1941年12月生まれ。
昨日の白石加代子は演劇というより一人語り。
宮部みゆき「小袖の手」と朱川湊人「栞の恋」と言う短編小説を身振り手振りを添え表情豊かに聴かせてくれました。
百物語は日本の伝統的な怪談会のスタイルのひとつ。
怪談を100話語り終えると本物の物の怪が現れるとされる。
怪談って想像力を掻き立てる、その艶めかしい文章表現が文学的である。
文章を書いたのは宮部みゆきなり朱川湊人なんだろうから、まずその文章のうまさに感心する。
そして文章が想像力豊かに頭の中に入ってくるのは白石加代子の話術のおかげである。
ある意味大人の読み聞かせ。
私は初めて聞いたが、おそらく会場の人たちのかなりはリピーターだろう。
なんかリアクションに阿吽の呼吸がある。
それにしても白石加代子、今年81才。
エネルギッシュだ。
と言う事で帰りは札幌駅地下街の炉端焼きでビールを飲みながら焼き鳥とホッケの開きを食べ、学園都市線に乗って帰ってきたのでした。