2022.07.12

ホタルの里山

最近、私がのめり込んでる里山づくり。

田園住宅プロジェクトで黙っていれば耕作放棄地になりかねない土地に家が建ち人が住み、畑を作り、手入れされていく、そのあり様が里山づくりと思ってやってきました。

それはそれでそうなんですが、人は住んでないが古き良き本州的な里山づくりに取り組んでいるのが栗山の高橋慎さん。

私の里山先生です。
以前から慎さんが里山づくりを手がけるハサンベツに昨日やっと行ってきました。

土壌やヤゴやカエルがウジャウジャいる田んぼ。

炭小屋。

20年かけて人口の小川や湿地をつくり豊かな生態系が実現しました。

そしてオオムラサキが自然と繁殖する環境を作りました。

オオムラサキのサナギ。

そしてなんといってもの圧巻はホタル。

慎さんはついにホタルが乱舞する里山を作ったのです。

これには感動しました。

夜の7時半頃、ホタルが地面近くで光り始めます。
そして徐々に上に登り、8時半頃に空中に飛び回ります。

よそからホタルを持ってきたのではなく、人口的にホタルが好む環境をつくり、結果的にホタルが増えました。

ちなみに昨日は家族で行ったので、カメラが得意な次男にホタルの写真を分けてもらいました。

さてさて、慎さんの観察力や生き物に対する知識、感性、愛情が総合力となり、このような環境が生まれました。

私は田園住宅を展開する金沢地区で以前から何人かの住人がホタルを見たことがあるという話を聞いていて、金沢にもっとホタルが住む環境を作れないかと考えてました。

そこで会社が保有する農地を流れる小川がホタルが住む環境がありそうと思い、数週間前に当別に来た慎さんにホタルの事で相談し、たまたまミニユンボの練習で小川のまわりをミニ造成してる事が重なり、今回の学習にむすびつきました。

そして昨日、ハサンベツからの帰りに金沢の小川に寄りました。
下は昼の写真ですが、この場所でなんとホタルが10匹ほど光ってたのです。

ビックリです。

慎さんと言う里山先生から聞き、ホタルの習性や生態がなんとなく理解できたので、これからもともとの環境を保全しつつ、人の手を少し入れ、金沢らしい里山づくりをやっていきたいと思ってます。

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