今年から当別ひろがりファームで1人社員(Hくん)を採用しました。
40才ちょっと、転職組です。
農業で1人採用すると言うのは実際難しい。
1人分の給料が農業収入だけでは出てこないのです。
なのでひろがりファームでは冬の排雪請負をする事にしています。
それはともかく、実際に農作業に入ると作業がなかったり、天気の関係で休みになったりすることがあります。
そんな時、Hくんに農業の事を覚えてもらったら良いと思い、本を2冊買ってみました。
そのうちの一冊「麦の多品質多収栽培技術」
Hくんに渡す前に読んでみました。
北海道の小麦品種、キタホナミやユメチカラの特性、縞萎縮や雪腐れ、赤カビやうどん粉病の対策、踏圧や麦なでの事、タンパク質成分、フォーリングナンバーや灰分など品質基準、排水対策や乾燥方法などが記載されてます。
農業は体で覚え、人から盗んで覚えるものだと言いますが、やはり科学的、理論的知識は必要です。
言葉の意味を理解できなくても、言葉だけ覚えておいて後であの言葉はこういうことだったのか?と思い出して良い。
本人の意欲は大事だけど教える側の思いやしくみも大事です。
あっ、そういえば本業の方もちゃんとしてないな。