2021.11.14

農業のこれから

農林水産省がみどりの食料システム戦略と言うものを掲げています。

世界中の人間活動に由来する温室効果ガス排出量のうち農業分野で占める割合は23%だそうです。

日本の中間農業地域と呼ばれる場所はこの50年で人口がやや4割減で地域コミュニティが崩壊しかかっている。

日本は肥料の3大要素の窒素、リン酸、カリをほとんど輸入に頼っている。

農水省はこんな状況の中で日本の有機農業(「農薬や化学肥料を慣行の半減」より以上厳しい基準)を今後全農地の25%、100万ヘクタールに増やしていくと言っています。

計画実施策は様々なコンテンツが記載されてますが、これと言った決定打があるわけでなく、様々な取り組みの積み重ねで目標を達成しようとしてます。

輪作や耕畜連携、農林連携、農水連携(水産物肥料化)、農商工連携(生ごみ堆肥化)、ITやバイオ技術などが期待されるところです。

また食料自給率が低いことや食料輸入不安もある一方で米あまりと言った矛盾を解決しなければならない。

米粉用米、飼料用米、玄米用米、直播用米など用途を絞った品種開発が望まれます。

これらは都市と農村の連携によって達成される面もある。
農家や農業団体と研究者、企業家の連携が何らかのコミュニティ的発展になると面白い。

課題は深刻だが、希望を持って取り組んでいかなければならないのでしょう。

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