2022.09.11

建築と環境

新建築8月号、庭の特集を読んでて自分ちの庭について振り返りたくなりました。

私の家を建てる前に元の家主さんの古い農家住宅がありました。

私が家を建てたのは2000年。その頃でその農家住宅は築70年くらいでした。

納屋と母屋が一つ屋根の下にあり、それらをつなぐ土間がありました。

当別町は明治4年に宮城県岩出山からの入植者が開拓しましたが、元の家主さんは殿様についてきた家老の小作農家の子孫でした。

敷地は1400坪とかなり広く、大きな木や元の畑、庭、納屋がありました。

その古い家を解体して自宅を建てたのですが、なるべく木を切らず新しい家が大きな木に囲まれる様に同じ場所に建てました。

庭を簡単に設計して、コンクリートの外部土間や枕木の低い塀や小道、基礎を掘った土で起伏を作りました。

納屋は改修してこんもりホールと言う名をつけました。

1400坪の面積を使いきれず形が変形なので接道が限られてるので、奥の畑に会社でデイサービスセンターを建てて借りていただくことにしました。

18年くらい前のことです。

大きな木のある余った敷地でヤギ飼いました。

10年ほど前から畑を始め、今年はジャガイモを大量に収穫しました。

また向かいの町有地を立ち乗り式草刈機であたかも自分ちの敷地のように草刈りしてます。

本当はどこかにパブリックアートを置きたいのだが、それはこれからのお楽しみにします。

なるべく元からある木を残し、古い建物をリノベして再利用、広い空き地は草刈りして見栄え良くし、その合間に建物や畑を配置していく。

人口減少社会は建物の間引きが必然となるが、庭も含めて土地をいかにデザインするかが重要となります。

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