昨日は太宰治の「ヴィヨンの妻」と言う短編小説を読みました。
文学の才能はあるが飲んだくれの家庭をかえりみない旦那の心配をする内縁の妻。
旦那の行きつけの飲み屋に勤め、旦那を客としてもてなす事で何かがスッキリする。
戦前戦後の雑踏の中でのモヤモヤ感残る夫婦関係。
太宰治の代表作の一つとされる「ヴィヨンの妻」を読み太宰治の世界観を体験しました。
読書後、ネットで太宰治の生い立ちや生涯をチェックし、実家が青森の富豪であった事、怪しい東大入学の経緯、数ある自殺未遂や女性遍歴、そして入水自殺の謎などを知りました。
読書→作者調査→舞台となる時代(今回は戦争直後)への関心
田舎暮らししてても読書はできるし、作者や時代背景を知る事で自分が深まる。
ほんとは読書会で感想を述べ合うのが良いのだろうが、気恥ずかしいし、同じ嗜好がある人を見つけるのは難しい。
でも「夏の夜の短い読書」はお金のかからないとても贅沢な時間です。