学校でのいじめや就活時に生じる自己嫌悪で若者が傷つくことはあるかと思います。
今回読んだ本、斎藤環著「承認をめぐる病」で示されてるのは、その子のキャラクターが周りの雰囲気で決められちゃって本人もその気でそのキャラを演じてるのだが、本当の自分とは実は違って、だんだん自分が疎外されていくと言う例。
またコミュニケーションの良し悪しで人となりが判断されちゃう、コミュ力偏重社会の弊害も示されてます。
若者が入社後、精神的におかしくなっちゃうってウチの場合はあまりありそうにないけど、全くないとは言い切れない。
この本を読んでどうしたらそんな悲しい事を避けられるんだろうと考えた時、単純に思ったのは、その人のキャラクターを深く詮索せず、やってる仕事に関心を持ち、その仕事を通じた会話でコミュニケーションを図ると言う事。
仕事は仕事なんだけど、稼ぐ手段や評価の手段としてではなく、コミュニケーションの手段として仕事を捉える。
今日何やった?あの仕事どうだった?お客さんなんか言ってた?
もらった答えに対して、そここうすれば?それは良かった。それはひどいね。とコミュニケーションをつなげる。
勿論、仕事の遂行は大事だけど、別な角度から仕事の存在価値を考えてみる。
最近、若者が入社してきたので、そんな事を考えてみました。