2022.05.08

町内徘徊

徘徊って言葉の意味は目的もなくうろうろと歩きまわることらしいので、本当は違うんだろうけど、私は良く町内を徘徊します。
本当は違うと言ったのは歩きまわる小さな目的があるから。

昨日はパンケ縁の鯉のぼりをおろし、商店街ヤギを愛でた後、9時から当別熱源ENEOSスタンドの高校生バイトの面接。
地元の子です。
部活を辞め、働く経験をしてみたいと思ったそうです。
産休育休に入ったスタッフの代わりにバイトを募集したところ3人の志願者が現れ交代で仕事してもらうことにしました。
スタンドに新しい風が吹く気がして楽しみです。

続いて10時は起業するのに必要な事務所を探してる方が来て相談。
事業内容の詳しくは非公表ですが、かなり面白そうな事業プランをお持ちでした。
法人登記の場所は他にも選択肢があるのですが、当別町が気に入ってるから、当別町で登記したいと事でありがたい話だと思いました。

続いて染色作家の小島さんと当別ひろがりファームを訪問。
稲を題材にした作品作りに取り組むために、稲に関係する実物を見てみたいと言うリクエストにお応えしました。
稲は只今、育苗中です。

田植え前の圃場と用水路。

ひろがりファームにも新人の星くんが入社し明るく仕事してるので良かったなと思います。

続いて獅子内のSDGs企業誘致用地(3200坪)に行き、伐採しない木に印をつけに来ました。
そしたら2人のおばさんがタクシーでやってきて、ヨモギを取らせてくださいと言うのでどうぞどうぞと。

聞くと元の地主さんの家族で、昔からここでヨモギ餅のヨモギをとっていたのだそう。
会社に断りの電話を入れようと思ったのだそうだけど、と言いながら許可をもらえて良かったと喜んでました。

ここに100万円ほどかけて植樹した事や、金魚のいる溜池の事、山裾にある井戸から美味しい水が出る事を聞けて大した良い情報を得ました。

午後は1時に最近、当別で活動を始めたフォトグラファーがまちづくり会社の話を聞きたいと尋ねてきました。

彼は現在37才。
札幌出身ですが、ニューヨークや東京で写真の仕事をして、北海道に戻ってきました。
弁華別の納屋がついた親戚の農地を父親が譲り受け、好きに使って良いよと言ってくれたので、友達と改装してとんがった展示スペースにする予定。
お金に縛られず好きな事を自由にする生き方にチャレンジしたいそうです。

話をいろいろした後、同席した立くんと彼とで町内をぐるっとまわりました。
札沼線跡地を案内した後、実際に彼が改装してる納屋を見せてもらいました。

友達のフォトグラファーも手伝っていて、少しづつ物事が進んでいるようでした。
彼らのような外部の人が当別町の新しい魅力の掘り起こしに手を貸してくれると大変心強い。

今日、午後からやる廃線トロッコ体験にも参加してくれるそう。

風に吹かれ、吹かれるがままに徘徊した1日でしたが、希望を感じた1日でした。

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