辻村深月さんの『傲慢と善良』を読み終えました。

結婚適齢期にある人々の切実な心の葛藤を描いた人間ドラマとして受け取りました。
ストーリーや表現の味わいを楽しみつつ、心に深く残る作品を生み出す小説家に敬意を抱きます。
私にとって、読後のルーティンは「書く」という行為を自らの仕事になぞらえること。世の中をどう観察し、どんな将来を理想とし、自らどう行動して表現していくか。そうした自省の時間を持つようにしてます。
例えば建築であれば、どこにどのような建物を建て、それがどう使われ、時の推移とともにどう変化していくのか。そして、人々にどのような影響を与え、社会をどう変えていくのか。
「経営」という立場は比較的自由度が高いため、架空の世界を構築する「小説」と通じる部分があります。
個々の仕事(作品=建築=小説)そのものも面白いが、その集合体がより深い意味を持つような、そんな創造のあり方に関わっていきたいと考えています。
