2026.01.30

パッシブ換気システムの伝授

先日はi-worksモデルハウスにて福島明先生からパッシブ換気誕生秘話やその特徴について改めて伝授してもらいました。

日本の住宅ではシックハウス症候群を防ぐために0.5回/h以上の換気能力を持つ設備を設置することが建築基準法で義務付けられているが、この数字は妥当か?0.3回/hなどもっと少なくても大丈夫ではないか?

Q =M/(Ci-Co)

Q: 1人あたり必要換気量 (㎥/h)
M: 1人あたりのCO2排出量(㎥/h) ⇒ 約 0.012 ~0.02 (㎥/h) 
Ci:室内のCO2濃度基準値 ⇒ 1,000ppm (0.001 ㎥/h)
Co:外気のCO2濃度 ⇒ 約 400ppm(0.0004 ㎥/h)

Q=0.012/(0.001-0.0004)=20 (㎥/h)

• 平均的な1人あたりの専有面積: 約20㎡
• 天井高: 約 2.5m
• 1人あたりの気積:20㎡×2.5m=50㎥

1人あたり必要換気量 20㎥/hをこの気積50㎥で割ると0.4/h。

建築基準法ではこれに少し余裕を持たせ、計算の簡略化のために0.5回/hを採用しました。
これが過剰ではないかとの指摘です。

次に福島先生のレクチャーは全熱、顕熱、潜熱の話に及びました。

「全熱」=「顕熱(温度)」+「潜熱(湿度)」
潜熱回収では冬は中の湿度を外に出さず、夏は外の湿気を中に入れない。
そのために全熱交換素子の構造には特殊加工紙を使っている。

パッシブ換気は熱交換素子がないから顕熱交換と言えるが、必要な時に、必要な場所を、必要な分だけ自動で換気するデマンド換気で、無駄なエネルギーを使ってない。

また、空気の動きのスピードが遅いので、静電気が起きづらく、ゴミが配管や器具に付着しずらい。

この他福島先生は家の臭いや換気と健康の関連性について語りました。

理論、感性、技術、知恵、哲学、合理性。

福島先生の話をAIで調べながら省みると実に深い話だったなと思いました。
ありがとうございました!

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