真庭市にて視察した内容を午前・午後に分け2日間で投稿します。
今日は午前の部。
真庭市では、観光協会によるバイオマスツアーが充実してました。
職員の方が1日中ついて、詳しい説明と親切な案内をしてくれました。

10、11月にバイオマスツアーが多い。
修学旅行が平和学習からSDGS学習へと移行してる背景がある他、議員視察や海外視察が多い。
韓国木材関係者の視察が多いのは市長が韓国でPRしてる事による。
最初の視察先は真庭市木材事業協同組合の真庭バイオマス集積基地第二工場。

昭和25年設立。
炭を関西方面に出荷、徐々に製材業に進出、外材との競合を避け乾燥材加工に進出。
2015年稼働のバイオマス発電所向けにチップ製造を開始。
従業員20人。
原木や製材所の端材を組合員から買う。
今年、木の皮の山が燃える火災発生。
1000トンが3日間燃えた。グラップルで山を崩し、水をかけ消化した。
以後は山を小分けにし、サーモカメラで監視。150℃で通知が来る。

切削チップをオーストリア、ハクスターで製造。一台1億4000万円。
製造量は200~300トン/日。4メートルの原木も処理。
機械に年に 2、3回、大きな故障が起き止まる。長い時1ヶ月止まる。
発電所が止まるリスクがあるので一台追加購入。
発電用チップは水分量で値段が変わる。冬になると水分上がる。
発電所の他、酪農家にもチップ売ってる。
根はやってない。根は割らないとチップにできない。

国産モロオカのチッパーは燃料食う割に量ができない。
枝はハスキー(アメリカ製)2台でチップにし10年使ってるが、消却済み。オーバーホールで2,000万円かかった。
国有林安定供給システム材6,000トンを購入。高かったけど発電所を回すために仕方ない。
直営班で年間6,000トン調達。
川の浚渫で竹や支障木納入多い、
今年は在庫が多くて土場に置ききれない。
銘建さんや銘木屋さんに置かせてもらう。
売上7~8億円。4,000万円のプラス。
発電所も組合員。
午前中2件目の視察先は真庭バイオマス発電所。

ここではiPhoneメモ帳で聴き取り文字起こしした説明をGeminiで要約しました。

◯発電の理由と背景
• 燃料(木質チップ)山に放置されていたり、産業廃棄物として処分されていた「ゴミ」であった、再生時に出てくる使わない木材や残材を有効活用することを目的としています。
• 発電所の親会社である集成材を製造する銘建工業と、他の林業関係の団体が共同で、2013年に真庭バイマス発電株式会社を立ち上げました。
• 2015年4月から運転を開始しています。
◯発電所の向かいにある銘建工業工場の概要

• CLC工場はジョイント工場です。
• この工場は万博の際に使用された大屋根リングを製造した工場です。
• CLTを加工する際に出る切粉や加工くずを処理するための設備があります。
• 木屑は地下配管によって発電所に運ばれています。
・逆に発電所でできた蒸気は工場の暖房や乾燥に使われます。
◯燃料の登録、計量、および品質評価

・トラックが到着し、トラックスケールに乗ると、伝票が発行されます。
・伝票にはトラックの重量、そしてトラックが運んできた燃料の重量が記録されます。
・運ばれてきた燃料から1袋サンプルを採取し、事務所に持ち帰って水分率を測定します。
・測定された水分率に基づいて、燃料の価格が決定されます。水分が多いと、燃料の熱量が下がり、価格も安くなります。
◯水の純粋化設備の概要

• 大きなタンクと小さなタンクがあります。
• 小さなタンクには水道水が入っています。
• この水道水には目に見えない小さなゴミが多く含まれているため、そのゴミを取り除いて純粋にした水を大きなタンクを経てボイラーで使用します。
◯燃料の種類と特徴

燃料ヤードには主に以下の種類の燃料があります。
• クズ(チップ)は白っぽくサラサラした、空調で送られてくる燃料。水分率は約 11% ほど。雪が降ると 50~60% に達し、ほぼ水の状態になることがある。
• 樹皮(バーク)はクズの左側にある茶色い燃料。
• ペレットは正面にある白っぽい燃料。水分率約 6% ほど。
◯安定的な発電のための燃料管理
・燃料は種類や季節によって水分率(含水率)が大きく変わり、これが発熱量に影響します。
・水分率が低い燃料(よく乾いたチップやペレット)は発熱量が高い。
・水分率が高い燃料は燃焼効率が下がり、発熱量が低くなる。
・様々な種類(水分率)の燃料をホイールローダーという乗り物で混ぜ合わせます。
・混ぜ合わせることで、安定した燃焼を可能にし、安定した電気を作ることができます。
・まず水分率の低いチップを投入し、発熱量を高めて発電量を確保します。
・次に湿ったチップを投入します。
・乾いた燃料だけを投入し続けると、燃焼が不安定にり、発電量が低下する可能性があります。
◯燃料使用と燃え殻・焼却灰の処理に関する事
この施設では、1日に300~350トンの燃料を使用しています。
燃焼後に発生する廃棄物は、主に以下の2種類です。
1. 燃え殻
• 燃焼炉の底から出てくるチップの燃えカス。
• 性状: 比較的粗い。
• 発生量: 1日に約2トン。
2. 焼却灰
• 燃焼ガスをバグフィルターで処理する際に出る微細な灰。
• 性状: 微細でサラサラしている。
• 発生量: 1日に約5トン。

◯処理の現状と課題
・廃棄物として埋め立て処理するか、コンクリートに混ぜて使うなど、リサイクル処理を行っています。
・毎日大量の廃棄物(燃え殻と焼却灰の合計で約7トン)が発生するため、処分費用が非常に高額になっています。
・処分費用削減のため、企業や大学と再利用方法を模索していますが、灰に含まれる成分に関する岡山県の厳しい基準が障壁となっています。
◯バイオマスボイラー設備の概要

• 種類: バイオマスボイラー(夜間ボイラー)
• 用途: 建物内で蒸気を製造。
• 燃料: 木材のみ。
◯ボイラーの性能と特徴
• 蒸気生成量: 1時間あたり48トン
• 蒸気圧力: 6.0メガパスカル (MPa)
• 蒸気の温度: 480°C
• 燃焼ガスは集塵装置フィルターで処理される。
• 処理後の排ガスは木材のみを燃焼させたガスで、有害物質は入ってない。
◯水の再利用と処理

◯蒸気復水器
・使用済みの蒸気を水に戻し、ボイラーへ再供給して繰り返し使用している。
・水の成分が悪くなるため入れ替えている。
・成分が悪化した水はそのまま外部に流せないため、タンクで塩酸を入れ処理し、真庭市の下水道へ流している。
・蒸気を水に戻す際に一般的な発電所が水を使うのに対し、この施設では空気で冷やしている。
・夏場は冷えにくいため熱効率が非常に悪くなる。
◯燃焼炉の仕組みについての説明。

・燃料は奥の方に落とされ、1時間で1メートルほどの非常に遅いスピードで手前に向かって動きます。

・燃焼はゆっくりと続き手前に来る頃には燃料は燃え尽きて灰になります。
・できた灰は下に溜まり一定量溜まると灰ヤードへ移動されます。
中央制御室から見る発電機。

発電所の従業員は総勢15名。24時間330日稼働。
4、12月に定期点検。三交代制。
発電した電気で1割自家消費、残り9割中国電力に販売。
真庭バイオエネルギー 社が中電から買い取る。
107の公共施設や民間に売ってる。
変電所。

以上が午前中、午後からの分は明日の投稿です。