香川県、菅組さんのi-works5.0モデルハウスを見学しました。
ハナレがあります。

母屋に向かうアプローチから脇に進む3坪ほどのハナレ。

窓辺に作り付けソファがキッチリ収まってます。

背もたれのシックな色合いが空間を引き締める。

ペンダント照明はプーリーで長さ調整されている。

大工さんでも作れる家具。

ハナレにはトイレもある。壁は木で囲まれくつろげる。

玄関。枠と扉と外壁がキッチリ収まっている。

下駄箱の白い建具と木の色が程よく調和されている。

玄関脇のクロゼットは結構な収納力がある。

細かな格子窓は職人の技を必要とする。

思わぬところに仕込まれている引き戸は思わぬ表情を持っていた。


TOTOネオレストは丸っこくてカッコいい。

辻野モデルハウスと同じく小屋裏にエアコンが付いている。
ここから4つファンで部屋に冷たい空気を送り込む。

音の問題があり、ファンは「強」にはしない。

主寝室。コンパクトでウォークインとつながっている。

ところでモデルハウス間取りはこんな感じ。

引き戸の心憎い収まり。

階段吹き抜けにはi-works辻野モデルでも採用された天井ガラリとアクセントになる縦ルーバーがある。

階段上の空間を効率的に使った収納。

お風呂は2階にあります。

辻野モデルと同じくハーフユニットバスを採用。腰から上はタイルと羽目板で仕上げています。

洗面室横の棚は浴室と半透明なアクリル板で仕切られています。

眺めの良い洗面コーナー。

階段板が幾何学的な模様を表す。

いつもの手摺りのディテール。

と思ったら少し手摺りは少し傾斜をつけ握りやすくなってました。

キッチンは回れる動線の中にあります。

食器類は作り付け収納に収まるようになってます。

玄関入ったら一直線でキッチンに行けます。

キッチンからダイニングを望むとその向こうにベランダが続きます。

ダイニング天井は細かなストライプで模されてます。

定番の4人がけ丸ダイニングテーブルはいつもと変わりません。

キッチンのエンドパネルも手を抜きません。メーカー品はいつも貧弱だと思う部分です。

i-worksの場合、引き戸をしまう壁ふかしの収まりは必ず出てきますが、これをうまくデザインとして見せるのが秘訣です。

キッチン床のガラリ。冬はここから温風が出てきます。

ダイニングからリビングを望む。リビングとダイニングが両方とも家の主役的な感じです。

ふかし壁エンドの収まりは意味ありげで納得感があります。

一階冷房用エアコンはしっかりデザインされたガラリの中に収まってます。

i-works研修会の参加者は全国各地から集まった工務店関係者。
皆さん、写真や動画を撮りまくり、ある人はスケールで寸法を図り、自社の設計に活かそうとしてます。

テレビ台のバック板はランバーを使って薄壁にしている。うまいな。

少しだけ雁行している外壁に蔀(しとみ)を彷彿させる格子窓を嵌め込む。

蔀(しとみ)。

ボックス的な収納が何ヶ所かある。

階段室の壁をくり抜き「抜け」を作る。

コーナービート。

どのディテールを撮っても美しいなあ。

次々と収まりの技が繰り出される。まるで体操やフィギュアスケートの様。

リビングとキッチンのどちらからも出れるデッキ。こうなったら部屋の延長の様なもの。

障子を閉めると室内が暗くなり、陰影が立ち上がってくる。

障子を開けると外の景色が見える。窓の位置は大事。

リビングから見たキッチン。伊礼さんの住宅はとにかく写真写りが良い。

キッチンの引き出しを開けてみた。結構な収納力がある。

冷蔵庫上の幕板。ぼんやりした空間を作らない。

パネル関係はまとめてボックスの中にしまってしまう。

床材は赤松無垢フローリング。i-worksは全国各地でやってるから地域材が選ばれることが多い。

造園は荻野寿也さん。庭はとても大事だが普通の家だとそこまで予算が回らない。でもやはり造園は大事。

外壁はそとん壁(スチロゴテ仕上げ)。

低勾配屋根。北海道だと少し違和感があるけど、和風な感じはここからきます。

植栽がデッキの目隠しとなる。時が経てばもっと見えなくなるだろう。

家を引いてみると小さな里山にも見える。

贅沢なデッキ。ベンチも用意されてます。

デッキと玄関アプローチが行き来できる。こう言うのも回れる動線と言うのか?

背もたれがあるだけで座って良いよと言われる気になるベンチ。

メチャクチャ豊かな玄関アプローチ。ちょっとした散歩気分になります。

造園エリアが沢山あり、参りました。

以上、記録と勉強と伝承を兼ね、沢山、写真をアップさせてもらいました。