辻野建設工業株式会社の看板事業、当別田園住宅プロジェクト。
1997年にスタートして少しずつエリアを広げてきたプロジェクトですが、まだ、分譲してる土地があります。
毎年1、2軒ずつと言うスピードでも構わない、むしろゆっくり進めたほうが息の長い事業になるからそのほうが良い。
プロジェクトのあり方は多様性や柔軟性を持って変化して良い。
例えば住宅でなく店舗でも良いとか、金沢地区でなくて中小屋地区でも良いとか、建物だけでなくJRの廃線活用でも良いとか、「魅力的な田園居住を実現する」と言う目的が達成されるのであれば、いろんな手法を駆使したほうがむしろ良いと思います。
長期的にPDCAをまわす観点で言えば、住んでる人の感想を何年かおきに聞く事は有意義で、その感想は次に居住を考える人にとって参考になる。
昨日は久しぶりに田園住宅に住むTさんに会って話を聞きました。

T さんの土地は約3000坪。小さな谷です。
T さんはここの土地で野菜や果樹、山菜などを育てています。
湿地や傾斜地もあるので全部の土地は使ってません。
様々な鳥や生き物が住んだりやってきたり、敷地を取り囲む森には様々な樹種の木があります。
ここにはエゾモモンガもいるとか、ヤチネズミの顔はとても可愛いなど、知らない話を聞けました。

ここは自然観察園か?
T さんは結構なお年ですが、とても逞しい。
こう言うライフスタイルを楽しめる人はそう多くはないが、世の中に少なからずいる。
森の番人みたいな人たちですが、そう言う人たちから学ぶ事は貴重な体験です。