2025.02.15

当別のかたりべ

昨日は2Fの会。

2Fの会の開催目的は当別町内で働く若手のつながりを作る事です。
家と職場とコンビニを行き来する生活だと仕事以外の人脈ができずらいのじゃないかと言う仮説のもと実施しています。
実際はそうじゃないかもしれません、、、

最近はリピーターや年輩の方が多いですが、昨日は27才のお坊さんが初参加。
その方にとっては少し世界が広がったと思います。

で、たまにゲストをお招きし話してもらうのですが、昨日は「当別の歴史上特筆すべき人は誰か?」と言うテーマで「当別のかたりべ(私の勝手なネーミング)」大畑君に登場してもらいました。

彼が選んだのは2人。
佐々木友次さんと劉蓮仁さん。

佐々木友次さんは9回出撃して、9回生きて帰ってきた特攻隊員です。
弁華別の出身です。
地元では死んだ事になった事があったそうです。

なぜ佐々木さんは9回生きて帰ってきたのか?

尊敬する先輩に命を無駄にするなと言われたからだそうです。

続いて劉蓮仁さん。

日本軍により中国から連れ去られた劉連仁さん。
戦時中、沼田町の炭鉱から逃亡し、13年間生き抜いた劉さん。
最後は当別町上当別で地元農家の木屋路さんに雪の中に穴を掘って隠れていたところを見つけられたそうです。

発見された場所の近くに記念碑が建ってます。

想像を絶する逃亡生活だったでしょう。

劉さんは劉さんを発見した木屋路さん、袴田さんに感謝をしていたそうです。
そのまま逃亡生活をしていたらのたれ死んでたかもしれません。

と言う事で、大畑くんに語ってもらいましたが、こう書いてると深い話だったなと気づきました。
戦争を軸にした2人の話がリンクします。

鴻上尚史さんは佐々木友次さんを題材にしていじめられている中学2年生の男の子が、生き延びた特攻隊員と出会う小説「青空に飛ぶ」を書きました。

森越智子さんと言う作家は劉蓮仁を題材にずばり「生きる」と言う小説を書きました。

方や日本人、方や中国人。

大畑くんが語ったのは戦った国の2人の話でしたが、いずれも命の大切さを伝え、戦争の不条理さを訴えたと思います。

この投稿を共有する
  • Twitter
  • Facebook
アーカイブ
一覧へ