先日、高校入試の倍率が発表となり昨年上がった当別高校の倍率が下がってしまいました。
当別高校は普通課、園芸デザイン課、家政課の3つの学課がありそれぞれ定員は40名です。
今のところ倍率は普通課0.3、園芸デザイン課0.4、家政課0.7ですが、まだ調整があり、最終的に上がる事を期待します。

当別高校はコミュニティスクールであり、地域と連携する総合的探究の時間に力を入れています。
学力一辺倒ではなく、自分の進むべき道を自ら考え、テーマを設定し、そのテーマに沿った調べ物、体験、行動を実行して成長を図るのが当別高校の特徴です。
実際には北海道にコミュニティスクールは59あり、総探の時間もどこでもやってる内容ですが、当別高校は地域との連携に力を入れているところが特徴です。
自分のやりたい事を発表し地域の人からアドバイスをもらうネバギバと言う活動がひとつ特徴です。
当別町商工会と当別高校が連携協定を結び、商工会が雇用したコーディネーターを高校に派遣し、そのコーディネーターが生徒が相談や訪問をしたい商工会員を橋渡しし、逆に生徒と組みたい商工会員を生徒とマッチングしています。
この新しい仕組みの『型』をつくるには時間がかかります。
仕組みの編成、仕組みが実際に効果を発揮するための改善活動、先生方との意思疎通、対外的アピール。
このやり方を実際にガッチリやればかなり他校と違った高校になります。
学力を一番の目的におかず、自己探究が一番の入学目的となる高校となります。
この改革は既成概念との戦いです。
昨日はネバギバとコミュニティスクールの運営委員会がありました。

委員の熱量は高く、高校管理者の意識は高いのですが、仕組みの統一性と先生の協力に課題があると思いました。
卒業後就職希望が半分ほどある当別高校から辻野グループもいずれ採用したいと考えてますが、当別高校の改革は時間との競争です。