辻野グループテージーエスが運営する宿泊施設、中小屋テラス「サイレントキャビン」。
旧温泉通りから200メートルほど取付道路を入った場所にあります。
当初、冬は営業するつもりでありませんでした。
中小屋は豪雪地帯、当別の市街地でさえ豪雪なのに中小屋はもっとすごい。
しかもサイレントキャビンは空中に浮いてるので水道凍結しやすい。
取付道路を除雪するのは無茶と思いましたが、管理者である甥っ子シュウが是非とも冬の営業をしたいと言うので、仕方なくAirbnbでゲストを募集してたら年末年始に予約が入ってしまいました。
いよいよもって除雪をどうするか決めなきゃいけなくなり、トラックで私の自宅周りを除雪する機械を中小屋まで運ぶ事にしました。
昨日は現地でその予行演習をしました。
辻野商店からトラックを借り、自宅に来て荷台にブリッジをかけ、除雪機を乗せる。
中小屋まで運び、除雪機を降ろして車の入る幅を除雪する。
往復でその幅を確保できることがわかりました。
駐車スペースを除雪する。
除雪機を積み自宅で下ろしてトラックを返す。
所要時間だいたい2時間。
意外と順調に進みました。
水道凍結防止としてはリノベーション時に断熱補強をし、水落としをしっかりする事にしています。
ひとまずゲスト滞在前に道を開け、滞在中は雪が降ったら朝9時くらいまでに除雪を終了しようと思ってます。
ここまで無茶して冬季営業する意味があるのか私にはわかりません。
それはゲストの反応によります。
雪深い山奥に立つサイレントキャビンが夏より秘境めいた建物になるのは確実そう。
その秘境度はハッキリとイメージできませんが、雪深い環境が希少性を生み、ゲストが驚きとワクワク感に喜び、シュウがゲストに面白い現地体験を提供し、ゲストがSNSに投稿し、サイレントキャビンがブランドとなれば除雪は無茶な事と思えなくなるかもしれません。
無茶の先に未来があるかもしれない、サイレントキャビン宿泊事業はそのテストです。