昨日は木造在来住宅で大型パネルを作る工法について学びました。
大工手間の削減、できればコストダウン、安全対策を考え、工場で壁や屋根、床を作って現場で組み立てる事はできないものか?
そう言った単純な発想でしたが、やはりハードルはあるようでした。
パネル化にするとトラックに積める量が減る。
最近、運賃が上がってるので、運送費が上がる。
パネルを運ぶのに4tロングユニックが使われてるようだが、11tユニックのほうが割安にならないのか?
なんせうちの住宅棟数は少ないので果たして導入労力に見合ったリターンが得られるのだろうか?
企画住宅を企画してもうちのお客さんはこだわりがあるので、結局は注文住宅になってしまうのではないか?
コストダウンを図るため外断熱オンリーして、内装壁を現しにしたら今よりも断熱性能は落ちるだろうな。
また現し壁に抵抗のあるお客さんもいるだろう。
下の写真は今年2月に訪問した鹿児島シンケンさんの企画住宅、スタディハウス。
実物を見れば良さがわからなくはないけど、モデルハウスはもう建てちゃったからな。
また魅力的なものにするためにはデザインをかなり考えなければならない。
私としてはコストダウンを図りたいのだが、昨日説明していただいた北海道住宅工業の方の説明だとコストは上がるのではないかと思った。
確かに建て方は2日で終わるかもしれないが、大工、4人はいりそう。
人区は減るけどパネル代は上がる。
自社でパネルを作るのはすごくハードルが高い。
設備投資もいるし、改善も図らなきゃいけない。
その費用たるや半端なものではない。
更にパネル割図を自社で作成するなんて厳しい。
うーん、、、しかしコストダウンは企業として永遠に取り組まなきゃいけない課題である。