先日、仙台を訪れた時に初めてせんだいメディアテークを訪ねました。
建築に携わる私が仙台を代表する建物として真っ先に思い浮かぶのがせんだいメディアテークです。
せんだいメディアテーク。建築家の伊東豊雄の代表作品。
ガラス張りの壁とパイプ柱を主構造とした現代建築と思ってたが、2001年完成と知り、もうそんなに経ったか、とへんな感傷に浸りました。
23年前に完成であれば震災の影響はどうだったかと興味が湧きましたが、よく聞かれる質問なのか、しっかりした展示コーナーがありました。
被害状況を詳しく読み込みはしませんでしたが、ガラスが1箇所割れたのと、天井が落ちたくらいで、よくそれくらいの被害でとどまったなと言う印象を持ちました。
せんだいメディアテークの主要用途は図書館とアートスペースで、札幌で言えばスカーツです。
訪問時は2ヶ所で芸術展が開かれてました。
1つは教室を主催する作家が何人か集まっての展示会。
もう1つは仙台を拠点に活動した前衛芸術家、糸井貫二展「地域とアヴァン ギャルド」。
糸井のアトリエ「鬼放舎」の動画が放映されてたが、かなり怪しげだった。
完成から23年経ち、使い込まれた様子が散見され、仙台の文化度の高さを感じた建物でした。