2024.08.19

建築的視野で地域を盛り上げる

夏休み中、新建築住宅特集をまとめ読みしました。

新建築住宅特集
3月号
特集/しなやかな木造 木をめぐる建築家たちの挑戦

4月号
特集/リノベーションの価値 新しい関係性を創造する16のアイディア

岐阜県高山市で活動するNPO法人「活エネルギーアカデミー」の中心人物、澤秀俊さんらによるプロに頼らず自らの手で改修して作る空き家づくりに関心しました。

プロに頼めば仕事はきれいだが、値段は高い。
自分でやれば安いけど時間がかかる。
その判断をうまく使い分けるのがこれからの時代。

澤さんは「百姓にクリエイティブな生き方を学ぼう」と言うがまさにその通り。

これからの時代、人口が減り、1人あたりの管理地面積や管理すべき建物が増える。

そうでなくても親や親戚の介護で時間は取れらる。

合理的に機械や道具や家畜を使いこなす現代の百姓になる事が私は必要だと思ってる。

次の事例。
西村組と言う会社が神戸市梅元町にて10軒まとめて空き家を安く購入。
設計事務所にスケッチだけ頼んで素人的に空き家をリノベし、共同茶室、アーティスト・イン・レジデンス、ギャラリー、予約制レストラン、畑、アトリエ、シェアハウス、竪穴式住居を作ってしまった。

こう言う発想の地域工務店(ゼネコン)の活躍は大いに期待できる。

京都の町屋改修。
五条連棟町家 畑友洋建築設計事務所。

「時間をかたちを与える」「時間の幅に価値を与える」と言う抽象的な考えは建築家らしいが、僕らでもその考えはやれば持てる。
やってみたい。

5月号
特集/この先の家に向かって 若手建築家たちの挑戦

若手は時代に敏感。

秋吉浩気さんの色に関するトークに引っかかった。
赤=物の実在性、白=薄く軽い抽象性の分ける中で彼は赤よりだと言う。
若者は意外とリアルな物に惹かれるのかも。

秋吉浩気(1988年大阪府生まれ)さんと言えば新進気鋭の若手建築家。
2017年にVUILD株式会社を創業し「建築の民主化」を目指す。
3D木材加工機『ShopBot』の販売をするなどとても気になる存在です。

5月号に塚本由晴さんの関わってる里山づくりの記事が載ってました。
先日、麦の子エレメンタリースクール工事の挨拶をしに東京の塚本さんの事務所に行った時に話題にできてたプロジェクト。

6月号
特集/間取りの可能性 これからの暮らしを想像する

北海道の宮城島祟人建築設計事務所の作品が載ってました。

7月号
特集/土間・テラス 関わりを作る間の場所

8月号
特集/庭、まちと繋がる生きた場所

今回、見た作品で焼杉を多く見かけました。
三角焼を鹿児島のベガハウスさんから教えてもらったので、いつかやってみたいと思います。

以上、まとめて新建築住宅特集を読みましたが、建築にはまだまだ未開の力がある。
その力を持ってすれば地域を変える事は可能と思いました。

建築バンザイ!

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