2024.07.12

点・線・面

昨日は中小屋のサイレントキャビンの所有権移転契約をしました。

この建物は1998年に辻野建設工業株式会社が施工した建築家、平尾稔幸さんの別荘。
(社)日本建築家協会北海道支部住宅部会「ハルニレ賞」を受賞しています。

平尾さんも高齢になり、なかなか維持管理が大変だと言うことで辻野建設工業株式会社が取得することになりました。

取得した後の利用法は未定ですが、まずは片付けし、水道を引っ張り、シャワーユニットをつけ、傷んだ部分や汚れを直そうと思ってます。

その上で民泊を試そうかと思います。

古くなった建物を再利用する、別荘から民泊施設へ新たな使命を与え、エリアの活性化をはかる。
平尾さんの設計意図を引き継ぎ、建てた工務店が優れた建物を保全する。

中小屋地区は当別田園住宅を建てている金沢地区より月形よりの場所。
田園住宅の個々の建物が点とすれば、2つの建物がつながり線となり、その線が増え面となる。

面はエリアとなり、エリアを愛情を持って観察し、愛情と夢を抱いてエリアの活用法を考える。
歴史、時代要請、普遍性、気候風土、地形、地元の人間関係、テクノロジー、職人の腕、若者の好奇心、景観などの要素を複合的に考え合わせて、今までにない価値を生み出す。
そこに経済が生まれる。

点・線・面。

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