日常業務をこなす時に調査や分析を意識する事は少ない。
しかし時には課題設定、調査、分析、考察と言う手順を踏む事でしっかりした行動を実現できる。
昨日は札幌市立大学で開かれた日本建築学会北海道支部第97回研究発表会に参加しました。
私自身は学会員ではないのですが、今年、辻野建設工業株式会社に入社したY君から「学生時代に研究していたフライアッシュセメントを使ったコンクリートの強度や中性化の調査結果を学会で発表するので仕事を休んで良いか?」と聞かれ、それはうちの会社の宣伝になる、学会発表がどんなものか興味あるから私も参加したいと言いました。
他の発表も聞いてみたいと思い、コンクリートを含む建築材料分野の他、農村計画、建築環境の発表を聞いてきました。
12分のうち7分発表、5分質疑応答をドンドン続けていく。
大学の先生、研究所の職員、大学院生、そしてY君のような社会人がマニアックで専門的なテーマを発表します。
設定したテーマにアカデミックにアプローチした結果、新しい発見に行き着くこともあるし、課題が整理され次にするべきことが見えることもある。
質疑応答により発表内容がブラッシュアップされ、私もいくつか質問や感想を述べました。
失礼ながら知的エンターテイメントと言う印象を受け、楽しかったし、私にとって農村計画と言う分野はライフワークなのでいつかは論文的にまとめたいと思いました。