大学生の頃だったかSF小説を良く読んでた時代がありました。
アーサー・C・クラークを読み、「幼年期の終わり」に心を打たれました。
スタニスワフ・レムの「ソラリスの陽のもとに」も影響を受けました。
あの時代にその存在を知ってたけど読んでなかった本。
それが今回読んだダニエル・キイス「アルジャーノンに花束を」。
最近のSF小説では中国の劉慈欣(りゅう じきん)による「三体」(さんたい)が外せないでしょうが、「アルジャーノンに花束」も外せないSFの一つだと思います。
今回の読書を終え、世の中を知る上で欠かせないピースを一つ得た感じです。
一昔前のビジネスシーンで「SFプロトタイピング」と言う思考法が注目されてました。
科学的な空想にもとづく物語を意図的に作成し、サービスや商品がどのようなインパクトを社会にもたらすかを「物語」としてまとめる。
たかがSFだけど、人間とは何か?世界の始まりとは何で、宇宙は何のためにあるか?テクノロジーはどう発展すべきか?などSFには哲学的な側面があります。
なので頭を切り替える選択肢にSF的思考があると便利かと思います。