2024.01.04

描きづらい理想の農業

宇沢弘文の社会的共通資本と言う本を読みました。

資本主義の資本に制度(教育、金融、都市、農業etc)や自然を付加すれば格差や不平等、短期的利益追求が生まれずらく、資本主義の負の側面が是正されるのではないかと言う内容。

その中の農業の部分で「農社」と言う考えが披露されてます。

農地の私的所有は認めつつ、農地をコモンズ的に捉え農家は農地を農社に信託する。

農社は生産はもとより加工や販売、建設などに守備範囲を広げる。

(『日本農業新聞』2019年12月23日)

さて農業については私も辻野商店を経営する立場として、一体どのような状態がのぞましいのだろうか?といつも考えます。

私が思う農業の課題は
◯用水路や排水路と田んぼの配置が不効率。
◯肥料が輸入に頼っていて、将来が不安。
◯真の意味での耕畜連携など、もっと有機的農業に取り組めないか?
◯確かに加工や販売(もしくは教育、観光etc)を含めた方が良いのだろう。
◯補助金が出てるのだから農業者としての資格制度を作ったら良いのでは?
◯なんか農政はおかしい。
◯機械代が高い。あの時小泉進次郎は肥料代の他に機械代に触れてただろうか?
◯もう遅いがコミュニティとしての農村をどうするか?と言う発想であれば、旅する木が工房にしてるように学校を中心とした農業以外の機能があれば農村に魅力が備わるのではないか?

などなど、頭が整理されてません。

描きづらい理想の農業ですが、これからも頭を悩ませてみたいと思います。

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