少し前に読書モードになり何冊かまとめ買いしました。
小林秀雄は読んだことがありませんでした。
日本で初めて現代批評家の立場を確立した人。
本居宣長やロシア文学に精通してます。
面白かったのは批評というものはネガティブなものではないと言ってること。
普通批評というと、あれがダメ、これがダメと厳しい意見を述べ、それに対抗することがその人にとって良いのだ、と言う文脈で語られてると思いますが、小林秀雄は良い点を述べるのだと言ってます。
これは全く意外な意見でなるほどと思いました。
何かを批評する時はその良さをフォーカスする。
と言う事は「味わう」と言う事か?
何かを感じた時にその感じがどんな感じなのか?面白いのか?何を連想したか?連想を延長したら更に何が思い浮かぶか?疑問が出てきたら調べてみる、一つのことを深めて味わう、そう言う態度が自分を良き批評家にする。
心がけよっと。