2023.11.14

著者は詩を書いてみなさいという。

だから書いてみた。

ズンっ、ドッ。
誰かが家をたたている様な音。
夜明け前。
窓の外はまだ真っ暗だ。
毎年、雪の降りはじめにシャーベット状の雪が屋根から落ちる音だ。
また冬が来るなぁ。
これから人生、物心ついて何度目かの冬を迎える。
その残り少なさを思うと、気の重い冬も愛おしくなる。
気の重さの原因は雪かきだ。
人生というのは気の重さから逃げる人に罰を与えると僕は思っている。
心して気の重みの原因を受け止めろ。

一つ気になることがある。
雪かきに使ってる除雪機の事だ。
機械は素晴らしい。人間の大発明だ。あんな除雪、手でなんてやってられない。
しかし除雪機は化石燃料で動いている。
化石燃料は避けたい。
私は変なスタンド経営者だ。
早く再エネ電気で動く除雪機ができてくれ。

歴史にはゴールはないが、人生にゴールがあると思うところに誤りがある。
人生は必ず中途半端で終わる。
名残惜しい残りの冬と間に合わないテクノロジーの進化。
このなんとも言えぬ未達感を受け止めよう。

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