また福岡にいます。
旅行の時間配分がゆるゆるなので、本を一冊読み終えました。
山崎正和の社交する人間。
社交という言葉は私たちの実生活とあまり関係ないイメージですが、著者は歴史や社会学者の議論を駆使して、独自の論理を組み立てます。
私たちは会社という枠組みで動いていますが、社員と社員、社長と社員、社長や社員とお客様などとの人間関係はある意味、社交に近い部分があります。
もちろん家を建てるとか、そのために資材を買うとか、会社の目的はハッキリしてますが、その途中過程はサロン的や演劇的だったりします。
会社と言う枠組みを目的達成のためだけに使うのではなく、社交と言う観点から普段業務を見直すと、何か面白い会社作りになるかもしれない。
食事会や社員旅行、ボーリング大会など伝統的な社交行事はあるけど、より軽やかで共感的な社交を模索したいものです。