2023.09.23

薪の流通研究

昨日は千歳市森林組合へでかけて薪の流通を教えてもらいました。

木は重い。
薪の需要は多様。
なるべく安い方が良い。

と言う事で手間がかからない流通がとても大事。
と言う事は購入者にかなり協力してもらう事になる。

千歳市森林組合は約400haの広葉樹林を所有し、その間伐等を行なっている。
切った後の植林は針葉樹を植えている。

伐採したパルプ用の木を2.4mに切って年間600㎥を薪の原料として売っている。

お客さんの数は100件。
3月から4月にかけ原木を広い敷地に山にする。山ごとにお客さんの名前と㎥数を書いた看板を立てる。

お客さんは原木をチェーンソーで切って自分で車を用意し自宅に運ぶ。
原木のまま持っていく人もいる。

5月から6月にかけて敷地には最大20組のお客様がチェーンソーで丸太を切る様子が見られる。

時々お客さんの交流する様子が微笑ましい。

お客さんの原木の山を作るときは、小型のグラップルで原木をつかみダンプに積み込み、山ごとに降ろした後はグラップルできれいに積み直す。

つまり薪の流通には最低グラップルとダンプが必要と言うことだ。

体積は空積もカウントする。

割薪も売っている。
割薪を作る作業を障害者の方に依頼している。

割薪は配達もしている。
玉切りの販売はしていない。

千歳市森林組合は今までいろんなやり方を試したが、手間がかかって大変だった。

今のやり方は改善の余地はあるが、かなりシンプルにした結果だそう。

しかし私にとってはとても参考になる話だった。

地元の山で切った木を地元の薪として流通させる。
そういった循環型の地域を作れないものか?

昨日は北海道医療大学移転の話が町内を駆け巡り、衝撃が走った。
何をすべきか、当別町が問われている。

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