当別町が環境省から重点対策加速化事業地域に選ばれ、少しずつ町民の意識が変わり始めてます。
主にエアコンやボイラー、太陽光発電の補助金がらみではありますが。
しかしそれは表面的な部分で、気候変動対策やエネルギー自給、そして地域産業自立と言う本質を考えるべきだと言うのがこの本。
この本で紹介されてるのはドイツのシュタットベルケと言う組織。
町営公営企業の様な組織。
シュタットベルケは昔からドイツにたくさんあるそうですが、この組織が地域新電力を生み出し、その利益でインフラ整備を始めた時からその可能性に注目が集まってきました。
日本でもこのシュタットベルケを参考に新電力に参加する地方が出てきてますが、失敗もある。
シュタットベルケをやることは「重荷を負うて遠き道を行くがごとし」と言う人もいる。
何十億円単位にもなりうる小水力発電所やメガソーラー、バイオマス発電所や有機肥料製造所事業に地域が取り組むことには勇気がいる、
二宮尊徳が現代に生きてたらなんと言うだろう。
「必ずしも大きなことから始めなくても、小さなことから積み上げなさい」と言うかもしれない。
重点対策加速化事業は5年で終わる。
その後をよーく考えておく必要がありそうです。