2023.05.14

買物難民救済ビジネス

昨日は移動販売車「とくし丸」の事業説明会に参加しました。

このビジネスは創業者の親の買い物支援経験から生まれたそうです。

一人暮らしの高齢者の買い物支援をするビジネスはないものかと考える人は少なくないと思いますが、とくし丸はそれを実現しています。

販売パートナーと言われる事業主が提携スーパーから商品を買います。

販売車には約1,000個の商品が並びます。

それを週5回から6回、3ルートまわります。
1ルート約40人のお客様を開業前にチラシを持って営業し、確定させておきます。
その時、普通に買い物できる人は外します。

1日の売り上げは60,000円から120,000万円。
慣れてくると一人当たり買い物単価があがります。
お客様への販売価格は店頭価格+20円です。
収入はスーパーからもらう売上17%+買物一個当たり10円の手数料。
100,000円/日売ったとして月380,000の売上。
経費100,000円/月を引くと月280,000円の手取りとなります。

売れ残った冷蔵商品は当日のうちにスーパーに返品します。

イニシャルコストは車買取代金380万円を含む400万円。

昨日はオンライン説明会でしたが、9人参加し、前向きに検討してる人は3、4人いました。

面白かったのはスーパーの店員してる人が今のスーパーでは買物支援してないのだけど、自分が志願してとくし丸と提携するよう今のスーパーに働きかけたいと言ってた事でした。

肝心のスーパーですが残念ながら北海道ではダイイチさんしかないようで、当別町では今のところ無理なのかな、と思いました。
実は私、このとくし丸、真駒内に住むおばちゃんの老人施設で見た事があります。
そこではみんなまとめ買いしてました。

北海道はトドックと言う強力な販売システムが普及してるので、それに対抗できるか?自分で商品を選びたいと思う人がどれだけいるか?だんだん予約に近い形になれば家まで届けてくれるトドックが良いのでは?などと思いますが、とくし丸は全国に1200台走ってるそうです。

それにしても買物難民救済システムを10年かけて確立した株式会社とくし丸は大したもんだと思いました。
調べたらオイシックスがバックなんですね。

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