昨日、ふれあい倉庫にとうべつ学園美術部の展示を見にいきました。
たまたま制作をした女子8年生(中学2年生)がお母さんを連れて見に来てました。
どの作品を作ったの?と聞いたらコレ。
川の流れに沿って人が歩いてる様子を登校する生徒たちになぞらえたそうです。
もう一つはコレ。
針の上に重さのない妖精が集まってる様子ですって。
スコラ哲学からヒントを得て描いたそうです。
凄くないですか?
スコラ哲学からヒントを得たと言ったんです。
スコラ哲学って「神学大全」を書いたトマスアクィナスがアリストテレス哲学と神学を融合すべく考えた思想(さっきYouTubeで調べた)。
なんでそんなこと知ってるの?
なんでスコラ哲学に興味あるの?
彼女が重力がないとかスコラ哲学と言うんで量子力学って知ってる?と聞いたらシュレジンガーの猫ですか?って言ったんです。
凄くない?
量子もつれを説明するシュレジンガーの猫と即座に答えたんです。
科学の神秘と哲学は似ている。
それを美術で表現するのは大アリ。
すごいなこの子。
アートって意味や背景が大事なんですね。
それを知るには作者と対話しなきゃわからないんですよね。
それがアートの良いところ。
楽しかったな、あの短い会話。