昨日は雪の中の見晴らしの松を見たくなり、次男の運転で青山までひとっ走りしてきました。
夏はドライブ客が多い道々当別浜益港線はさすがに冬は行き違う車が少なく、天気もまずまずだったので次男は運転しやすい道路を快適に飛ばしました。
途中、当別ダムを見下ろすと白い雪原に大きな空の影ができてました。
あれだけ一面に白く平らで広いと、その上に映る空の明るさは濃淡がはっきりわかり、それが時間と共に動いていくのが見飽きない。
スケールの大きいアート映像のようでした。
見晴らし松は青山中央から厚田にぬける道を曲がって1.3kmのところにあります。
この辺は当別の市街地よりもずっと雪深く、しかも除雪車が跳ね上げる雪の壁で見晴らし松を見るのは半分無理かと思ってました。
予想に反し見晴らしの松を示す道路脇看板が頭だけ出ていて場所はすぐに特定でき、道路脇の雪の壁は1.5m程度だったので雪山を足で蹴り穴を開け、それを足がかりに簡単に登ることができました。
登った雪山はこれまた都合よく、除雪車の跳ねた硬い雪のおかげで締まっていて歩きやすい。
iPhoneを片手に雪山に立つとおーっ!見晴らし松がすぐそこにすごいオーラを放って立ってるじゃありませんか。
太く低くずっしりしたプロポーションの松、その胴回りの太さは樹齢1300年の重みを誇ってます。
はぁーと思って松を眺める静かさの中、どさっ、どさっと太陽の光にあたって木の枝に載ってる雪が落ちる音が聞こえてきました。
ヤッホーと言うと自分を円の中心とした180度からコンマうん秒遅れでこだまが帰ってくる。これはどういった現象なんだろう?
気温-3℃。
空気はみずみずしい湿気を帯び一切汚れを感じない。
現地に10分ほどいましたが、道路脇に停めた車にすれ違う車は一台もなく、観光資源になるなと思うほどの静寂を楽しみました。
予想外に良かったな、雪の中の見晴らしの松。