2022.09.19

将来のベネフィットを雇用に結びつける

日本再生のための「プランB」医療経済学による所得倍増計画、と言う本を読みました。

予防医療をする人を増やし将来の医療費を抑えその抑制費用で予防医療の担当者を雇用するというアイデアが書かれてます。
予防医療の担当者が12時間の講習で資格を取得できると、人員確保は簡単にできる。

企業版ふるさと納税のような仕組みでお金を集め従業員の疾病予防に使う。

糖尿病、精神疾患、高血圧など長く病院の世話になる病気がありますが、それを予防する事で莫大な医療費を節減できる。

その他にも地方移住や東アジア経済連携などいろいろなアイデアが書かれた本です。

例えば当別町を特区にして、北海道医療大学で予防医療専門家を養成し、各事業所に於いて従業員1人あたり10万円、法人税を国じゃなく当別町に納税し、そのお金で専門家を雇い、職場に入って予防指導する。

その結果をビフォーアフターでデータ化し、事業主や従業員の行動変容を分析する。
医療大学に調査研究費を払う。

その結果、医療費が浮けば国の収入減は後から補填される。

将来のベネフィットを雇用に結びつける、予防医療だけじゃなく、断熱改修やインフラの超寿命化などもそうだと思います。
そんな発想を刺激する本でした。

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