直売所で野菜を売ってる農家さんの気持ちを体験してみるには「つじの蔵」を使え。きっと何かに気づくはず。
やってみました。社長のキタアカリ。
やっぱりいろいろ気づきました。
まず品種がわからなくなってしまった。男爵なのか、トウヤなのか、キタアカリか。
そこはさすがスタッフ、芽をみて赤いからこれはキタアカリだと判定。
また土をどの程度落として良いかわからない。それは元店長が手袋でささっとほろう程度で良いのじゃないの?と言うんでその通りにしました。
ほろいながらイモの表面がガタガタになってる、これは確かそうか病と言うのじゃなかったっけ?と思い、そういうイモをはじきました。
ネットでそうか病について調べてみた。
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「そうか病」はジャガイモの代表的な病害であり、食味や収量への影響はほとんどないものの、見た目が悪くなります。そのため商品価値を著しく下げ減収につながります。
対策としては
1:土壌pHを5.3以下に調整する
2:無病種いもや浸漬処理した種いもを使用する
3:そうか病に強い「抵抗性品種」を植え付ける
4:イネ科やマメ科の作物・緑肥などと輪作を行う
がある。
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味は変わらなくても見た目が悪いだけで値段が下がるのか?キツイな。
次に価格の決め方がわからない。
これもスタッフに言ったら他の農家さんのグラム単価と比較してくれ5個入りで130円に決定。
そうだよね、標準的なグラム単価があるはずだよね。
売り物だから見栄えの良いものを選んだら形の悪いものや小さいものなど結構残り物が出た。
これは自家消費するとして、農家さんだったら膨大な量がでるのでは?
たまにピンポン玉程度の大きさのイモは一口サイズで良いと思うが、スーパーには売ってない。
きっと畑に捨てられてるんだろう。
もったいない。
土曜日に4袋出荷して昨日の月曜日までに2袋売れました。それもスタッフが知り合いにオススメしてくれたから。
プロ農家さんのイモと競合になってるんだから勝とうなんてとんでもない。
という事で予想通りいろんな気づきがありました。
そういや自分で買えばまた気づきがあったかも。
最近私は商店街活性化案について考えてます。
その中で空き地利用としてコミュニティ菜園を考えてます。
何人かのグループが半端な市有地や公園や街路の植樹マスで野菜を作る。
基本的には参加者消費だが、子ども食堂や居酒屋に持ち込むパターンや直売パターンも考えてます。
直売パターンではつじの蔵が使える。
学校菜園や市民農園、小さな農業スクールが商店街でできるかもしれない。
人が集まればそこにコミュニティが生まれる。
販売すればいろんな気づきが得られる。
作る大変さも分かる。
「農」は偉大です。