日本の教育に哲学の授業が欠けているとの指摘をたまに見かけます。
哲学のイメージはお堅いですが、すごくシンプルな事を深く掘り下げて考えることが哲学だと言ってるのがこの本。
トマス・ネーゲル著「哲学ってどんなこと」
ソクラテス、プラトン、アリストテレスがどんな事を言ったのかが哲学じゃなく、何のために生きる?幸せって何?仕事って何?人のため、自分のため、どっちが大事?みたいな質問に対し、二つか三つの意見を出し、比べながら模索する行為が哲学と言える。
それが経営者も哲学を勉強した方が良いと言われる所以。
仕事って何?を2、3回深掘ると頭がこんがらがってきます。
答えは出ないものが多い。つまり疑問そのものが大事と言えます。
ちょっと面倒なこの行為をサクッとやれる心構えが求められてるんだろうな。