辻野建設工業では健康経営優良法人を申請してますが、その一環として社員に健康に関する情報提供を始めました。
グループ企業で大豆食を推進してる辻野商店つじの蔵から健康小話をメルマガとして3ヶ月に一回、社員に届ける事にしました。
↓つじの蔵で販売してる当別産大豆のお豆腐。
つじの蔵のスタッフさんに寄稿をお願いしたらとても立派な小話が届きましたので、下にご紹介します。
健康小話 12月分です。
個人的なことですが
もういんじゃない?久しぶり会おうよって話になってコロナで失われた時間を取り戻すべく、でも、コロナ弱者の身の上として完全開放は怖いので ま、せめてランチをご一緒します。
その昔は深―い、飲み友達ばかり。
酒抜きで会って何話す?くらいの関係でしたが今やお上品なものです。
昼間からいただく1杯のワインはキラキラして(許容範囲) 食後のケーキもぜんぜん罪悪感無いし。
これで(酒なしでも)十分楽しく過ごせちゃうことが分かった。
足元が明るいうちに帰宅できるのも体力的には良し。自由時間の多い高齢者です。ハイ。
コロナ禍で良かったことの一つはお酒の量が減ったことだね(^-^;
とはいっても12月、規制も緩んできたし何かとお酒の機会も増えます。
「適度」なお酒の効用とは食事が美味しくなる
胃液の分泌を促進、消化を助け食欲が増すので食事が美味しくなる。
ストレスの解消と雰囲気作り精神的緊張を緩めストレスを解消。
また楽しい気分を盛り上げ人間関係が円滑になる。
「疲労回復」
血行を良くする働きと利尿作用があり適度(量)であれば代謝を高め疲労回復する。
「長生き」
善玉コレステロールを増やして動脈硬化を予防。
この成分が多いと「長寿」の傾向にあると言われる。
更に国保健科学協議会によると日本酒に換算して1日1~2合程度のお酒を飲むと心臓や血管の疾患が少なくなるだけでなくなんと事故や事件を含める全死亡率が低くくなっている。
(但しあくまでも統計上の「傾向」)です。
重要なのは「適度(量)」。
楽しい気分の“ほろ酔い”とはどれくらいの量なのか?血中アルコール濃度が大体0.1%程度でこれ以上濃度が高くなると気分が悪くなり身体に悪影響が出始めるとのこと。
血中アルコール濃度0.1%とはどれ程か目安として下記のような計算式が出ています。
血中アルコール濃度が0.1%になる飲酒量(ml)
=血中アルコール濃度0.1%×833×体重(kg)÷アルコール度数(%)
例えば体重60kgの人がアルコール度数15%の日本酒を飲むと(0.1×833×60)÷15 = 333ml。日本酒1合は180mlですから約2合弱ということになります。
こういった計算以外にも「お酒の適量めやす」が提示されています。
厚生労働省の「健康日本21」ではアルコール分20g、体重60~70kgの普通体質の人が肝臓での処理に3時間程度かかる量。この「アルコール20g」に相当するお酒の量が
ビール 中ビン1本 or 500ml 1缶
日本酒 1合 180ml
ウィスキー・ブランディー ダブル1杯
ワイン 小さめグラス2杯
サワー 350缶1本
日本のアルコール健康医学協会はこの量の2倍程度までを「適量の目安」として提示しています。
しかし本来アルコールの処理能力には個人差があり全く飲めない方もいらっしゃいますし、飲むのが好きな方には、これだけではねぇ? さぁどうでしょう?
あくまでも参考にしてわが身を振り返ってみてください。
お酒は「控えめに」「ほどほどに」がスマートだと思うのですが「飲むのが好き」な方のために(そうでない方のためにも)ヒントをいくつか挙げておきます。
空腹の状態でお酒を飲むと血液中のアルコール濃度が急激に上昇。
アルコール分解作業が間に合わず体調に悪影響が出やすくなります。
お酒を飲む時は空腹状態で飲まない。
できれば胃の粘膜を保護しアルコールの吸収を穏やかにするような飲み物や食べ物を事前に摂っておくことをお勧めいたします。
そうした物の中から手っ取り早く用意できて手軽にお腹に入れることのできるものを次にまとめました。
お酒を飲む前に摂ると良いもの
1)りんごジュース
りんごに含まれるペクチンが胃の粘膜を保護し整腸作用もあります。
2)牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品
胃の粘膜を保護し肝臓の働きを助けるタンパク質が豊富。ただしチーズは結構高カロリーなので注意。
3)トマトジュースや野菜ジュース
お腹にたまるので手っ取り早くお腹を落ち着かせ飲みすぎを防ぎます。アルコール代謝で失われるビタミンも補えます。
4)ウコンなどの「お酒を飲む前に」とキャッチコピーのついているドリンクやサプリメント
そして飲んでいる最中には肝臓の働きを助けるタンパク質豊富なおつまみ(枝豆やお豆腐料理、白身魚、鶏ささみなど)を食べ 飲み終わったらアルコール代謝で失われた水分を補いましょう。
身体に吸収されやすいイオン飲料がお勧めです。
「酒は百薬の長」と言われます。
適度な量をコントロールしつつ楽しむのなら、身体に良い効用も期待でき体調にもそう悪さをするものでありません。
「適度な量」!・・・この「適度」というのが曲者。
最終的にはご自分の感覚で判断されるしか無いのですが、今回の計算式や公的な提示量も参考にして楽しく健康的なお酒をいただきましょう。