私は大豆は日本食の原点だと思ってます。
大豆は豆腐、納豆、揚げ、湯葉、味噌・醤油など日本食に欠かせない作物です。
しかし自給率はそれほど高くありません。
平成29年の大豆の自給率は7%です。
ただし、サラダ油などの原料となる油糧用を除いて食品用に限りますと25%となります。
そして大豆の都道府県別作付け順位(平成24年)の構成比は1位北海道28.9% 、2位宮城県7.8%、3位佐賀県7.3%となってます。
2018年の北海道の大豆生産量は音更町が6560 トンで首位。
長沼町が6540トンと音更町に次ぐ全道2 位。
岩見沢市(同)、士別市(上川)も多い。
当別町はランキングに載らないが上位グループだと思います。
そんな中、大豆ミートの需要が高まりつつあります。
先日、トドックで大豆ミートの特集があり、まとめて買ってみました。
メーカーは全て日本ハム。
ハムはハムエッグにしてソースをかけ食べると、普通の肉との違いがわからないほど。
野菜カレーはカレー自体が美味しかった事もあり、とても良かった。
逆にソーセージは魚肉っぽい感じ。
片栗粉を使って脂身の食感を出せないものかと思います。
2019~2020年にかけて日本ではロッテリアやフレッシュネスバーガー、バーガーキングなどのファストフードチェーンを中心に植物肉・大豆肉の外食産業への進出が目立ちました。
お米の消費が減り、稲作農家が転作で作る時に小麦の次に多いのが大豆。
しかも大豆の自給率が25%しかないなら米より大豆を作った方が良い。
輸入大豆の方が価格が安いのはわかるが、安定供給されなければ意味がありません。
日本向け大豆の輸入先国はブラジル(輸入量の64.1%)、米国(同32.2%)、アルゼンチン(1.5%)。
日本ハムの大豆ミートがトドックで販売されるようになった事は大豆ミートの市場性が高まってる事を示しています。
益々の技術発展を期待します。
今まで通り豆腐や納豆を食べつつ、大豆由来のハムやソーセージが一般的になる日が近いかも。
更に加工機械の発達により地産地消の大豆ミートが食卓にのぼると、昔、豆腐屋さんが各町にあったように経済の地域循環が起こると思います。