アジアの国と多角的につながり、その国から当別町に移住する、企業の事務所を誘致する、投資を呼び込む、インバウンドを増やす、その国に農産物や加工品を輸出するなどの経済・文化交流を妄想しています。
先日のシンガポール研究から台湾研究に移り、「現代台湾クロニクル」と言う本を読みました。

台湾は民主主義が進んでいる。その政党を理解する事により、会う人との会話は変えた方が良いそう。
民進党:現在の与党であり、総統の頼清徳氏が所属している。台湾の主権を重視し、中国との関係においては現状維持を基本としつつも、台湾の独立志向が強いとされている。
国民党: 第一党を占める最大野党。現在は対中融和路線をとっている。
民衆党: 2019年に柯文哲氏によって結成された比較的新しい政党。民進党と国民党の二大政党体制に対抗する「第三極」として、若い世代からの支持を集めている。
政治のほか、台湾積体電路製造(TSMC:半導体受託生産(ファウンドリ)で世界最大手)、鴻海精密工(Foxcon:世界最大級のEMS(電子機器受託製造サービス))についても概観しました。
他国を研究すると日本の強み弱みが見えて来ます。
その上で北海道、当別町と視点を移し、では私達はどうすべきかと考えます。
大きな動きとしてはインバウンド向けサービス(台湾人向けの旅行代理店誘致etc)、観光業への投資(旧中小屋温泉跡地でのサウナエリア開発etc)、物産・食品の輸出(当別町産小麦粉を台湾のパンチェーン店に売るetc)、スマート農業技術の導入(田んぼの水管理システム開発etc)、半導体産業への参入(ラビダスの半導体を使った製品やサービスを医療大学跡地で展開etc)などを考えてみました。
うちの会社に関係する案としては台湾人や企業が田園住宅エリアに家を建てるとか、最終的にi-worksを台湾人に売るとか、辻野グループ関連の民泊に台湾人が泊まるとかの現象を想定しました。
その為に台湾の方との人脈を得て、考え方を交流し、時間をかけて信頼関係を築く。
そのスタンスはどこの国とでも同じですが、全般的にアジアの国と全方位外交をとり、バランスをとりながら、双方の役にたつ経済・文化交流を図ってはどうかと考えています。