2025.08.01

建築に向かう

設計は尊い仕事です。

社会、芸術、思想、風土、技術、利便性、管理などについて考察し、実現される営みです。

人口減社会やストック過剰社会において建築の果たす役割が相対的に低下するのは残念ですが、建築による恩恵はゼロにはなりません。

私自身は設計しませんが、設計の尊さはわかりますし、その尊さを経営に融合した時にもたらされる可能性を信じてます。

今回読み終えた松家仁之「火山のふもとで」は設計事務所の仕事を描いた小説です。

あとがきに書いてあるように著者、松家仁之は建築家吉村順三に強く感化を受けました。

「火山のふもとで」の主人公はスウェーデンの建築家、アスプルンドに惹かれます。

私もアスプルンドを自分なりに再評価しようと思い、写真集を買い、今読んでます。
「ストックホルム市立図書館」や「森の火葬場」は祈りの建築と表現できるような作品です。

改めて真摯に建築に向かおうと思いました。

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