昔はよく「必要は発明の母なり」と言ったけど最近聞かないなあ。
発明という言葉が古いのかな。
とは言えこのことわざは真理をついてる。
コロナの私は昨日の朝まで熱があり、その間、ベッドで寝てたんですが、初めてスマホで小説の朗読を聞きました。
寝ながら本を読むのはつらいので、朗読サービスがないか調べたら、便利な世の中ですね、やはりありました。
今の時代は「必要は発明の母」ならぬ「必要は発見の母」です。
で、選んだのは田山花袋の「蒲団」。
なぜ「蒲団」かと言うと、確か短いと思ったのと、「蒲団」は「田舎教師」とともに田山花袋の代表作で、いつか読もうと思ってたから。
全部朗読するのに2時間45分でした。
家庭持ちの男が若い女学生に文学を教えてるうちにその娘を好きになり、その彼氏に嫉妬をする内容。
情けないと言うか、滑稽な話ですが、情景や感情表現が上手でした。
朗読サービスを発見し、「蒲団」を制覇し、得した気分になりました。