オープンソースな考え方の是非とは何かを考えてみたくなり、本を買って読んでみました。
オープンソースとはソフトウェアを構成しているプログラム「ソースコード」を、無償で一般公開すること。
この本自体はコンピューターやITの世界でオープンソースがどのようにその進化に貢献しているか、プログラムやデータ、ライセンスの種類に触れながら解説しています。
正直、専門的な話もあり理解できなかった面はありますが、オープンソースに関して少しは理解が進んだ気がします。
オープンソースの代表格はLinux。
オープンソースでは儲けることはできないが、その組み合わせや作業を有価化することはできる。
Linuxだけがオープンソースではなく、いろんなオープンソースが有機的に結びついてる。
結論的にオープンソースはIT進化に貢献している、いやむしろオープンソースがなかったらITは進化しなかった。
私がオープンソースを調べたかった理由はコンピューターの世界だけじゃなく、私たちが日頃扱っている情報や発想を公開することの是非について考えたかったから。
例えば企業誘致をする時に進出したい企業は情報を隠したがるかもしれない。
しかし隠すことにより集まる情報が限定される事もある。
新しい商品や企画を実施しようとする。
その時に企業はその情報が競争相手に知られるのを嫌って守秘的に動くこともあるだろう。
関係者に守秘義務を課すこともあるかもしれない。
コンピューターの世界がオープンソースで進化したのを見ると、情報公開はいろんな分野で有効なのではないか?と思いました。
通り一遍の情報公開ではなく、情報公開の組み合わせや公開情報から派生した知見の活用、再公開はものごとの進化に役にたつ。
オープンソース、つまり三人寄れば文殊の知恵、言いかえれば民主主義の強みは企業や組織、行政、コミュニティの発展につながる。
私自身はオープンでありたいし、オープンである事が相手を利するなどと言う狭い了見を持たず、むしろ相手を利することにより、将来その相手とより大きな目標に向かいで組めたら良いと言う態度を持ちたい。