2024.10.01

i-worksの解釈

昨日まで東京から来たカメラマンがi-worksを撮影していました。

その彼が言ってたのは伊礼さんは繰り返しの才能があると言う事。

同じ設計を何度も繰り返し、吟味し、少しずつ手を加えていく。
その巧みさ、粘り強さにおいて抜きん出ているものがある。

北海道は土地が広いだけにおおらかなところがある。

それはある意味良い事だが、大雑把だったり、細かいところに目がいかないのは欠点だと思う。

しかしそれは両立しないことではない。
おおらかさと丁寧さが共存した時、すごい力を発揮するだろう。

今回のi-worksが開いた新境地には地域素材の活躍がある。

北海道の森の中にあるいろんな種類の木が家のいろんな部署に使われている。

それは家があたかも森そのものの様子と表現できる。

素材のハーモニーが織りなす室内空間は暖かくて、艶があり、包容力がある。

最後に伊礼さんの作品に追いつこうとした各職人さんの手仕事があった。
モデルハウスは普通の家と違う。

顧客提案と言う要素があるから挑戦要素がある。
その意識は各職人さんにも伝わり、チームとしてのまとまりが生まれる。
チームとして新しい何かに挑戦すると言う意識。

日本注文住宅設計の最高レベルにある伊礼さんの領域にみんなで挑戦したと言う感覚が残る。

i-worksの解釈はこれからいろんな角度、いろんな人からされ、吟味され、こなれていくはず。

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