2024.09.30

i-worksと北海道の相性

私はi-worksは和風建築の部類に入ると思ってます。

低めのプロポーション、低勾配の屋根、長い軒、縁側、ガラリ。

本州なら見慣れたこれらアイコンを北海道でどう解釈したら良いだろうかと思います。

日本人である限り北海道にあっても四季を楽しむ感性とか、陰影を礼賛する感覚は変わらない。

「もののあわれ」、「おかし」、「かるみ」、「わび・さび」、「恬淡」など、日本人ならではの精神性の対象が自然である事を考えると、本州にない雪や植物に対する感覚も私たち道産子は日本人的にとらえている。

吹雪の後の晴れ間にほっと一息し、雪の上に移る木の枝の影に微かな日差しを感じ、雪の上にできた波模様やダイヤモンドダストや樹氷に芸術を感じる。

繰り返される日々や自然に対し、「かざり」や「あそび」心を持って一体化しようとする。

人と自然の一体化に対して建築ができる表現やアプローチがあるのではないか?

i-worksモデルハウスからその可能性を見出すことはできないか?

そこに未開拓な市場の発見や新しい経済の可能性を見出したいと思います。

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