昨日は午前中、辻野建設工業株式会社iworksモデルハウス現場の構造見学会および餅まきがありました。
足場に宣伝用シートもつきました。
構造と言っても中はとてもきれい。
おそらく北海道初でなかろうかと思う山長の紀州材。
辻野建設工業株式会社としては道産材推しですが、他県の優れた取り組みから学ぶこともある。
逆に他県の優れた会社と比較してわかる北海道のプレカット業者の優位性もある。
近所の人などにお声掛けして餅まきをしました。
午後からはギャニオンさんの北海道メープルプランタンフェスタに参加。
ほんとギャニオンさん夫婦はパワフル。
短期間のうちにこれだけの人脈と企画を作り、立派なイベントを実施してくれました。
メープル・トフィーづくり初体験。
雪の上にメープルを垂らし、雪の冷たさで固まったメープルを木のヘラに巻きつけて食べる。
お天気も良くイベントは成功に終わりました。
関連の無いように思えるこの二つのイベントの共通点は当別町を盛り上げる事。
iworks北海道プロジェクトは日本の住宅建築家の第一人者である伊礼智さん設計の建物を当別町でモデルハウスとして建てると言う事に意義を置いてます。
「和」的な空間、小さく暮らすコンセプト、外部環境との調和、丁寧な作法など伊礼さんの持つ技法は伊礼さんだけから生まれたものではなく、伊礼さんの師匠である吉村順三さんや日本人の持つ美的感性がバックボーンとなり生まれてきたものだと私は解釈しています。
その歴史的背景と北海道の風土を融合し、新たな北海道アイデンティティを産み出したい、そんな気持ちでいます。
ギャニオンさんの活動はアイヌの人がそうしたように北海道の森、当別の森を暮らしや生業の中に穏やかに重ねるような仕組みだと思います。
自然を含めた共同体の中でそれぞれの役割を果たしながらベネフィットを交換する優れた取り組みです。
これからの動きに大いに期待してます。