本当は連休中に到着を間に合わせたかった本が5冊ほど、連休後に届きました。
そのうちの一冊を今読んでます。
太宰治。
「斜陽」を読み終え、「人間失格」に取りかかってます。
今回の選書は幅広いジャンルで名著と言われている本を買いました。
藤沢周平「蝉しぐれ」、ダニエル・キイス「アルジャーノンに花束を」、岸見 一郎「嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え」、宮本 輝「螢川・泥の河」。
読書は雑食が良い、名著は押さえておいたほうが良いと思ってます。
そして太宰治。
本当は高校生か大学生など若い時に読んでおいたほうが良いと思いますが、気分というものがあるし、そもそも読みたいと思う時に本は読めば良い。
今、私が太宰を読んで思うのは、人間の運命と心の葛藤はどんな時代にも共通すると言う事と、心理や情景描写の技法についてうまいもんだなという敬意です。
60才過ぎて太宰。
20代で読む太宰と60代で読む太宰は自ずと解釈が変わる。
それなりの人生経験を経て読む太宰は過去の検証と残り少ない人生で集中すべき課題の選択、年長者として相談を受ける場合の糧となる。
なので今さら太宰はされど太宰なんです。