私は食べ物の好き嫌いはない。
出されたものはなんでも食べる。
どれほど普通かわからないが雑食人間ではある。
それと関係あるかもしれないが私は雑読人間です。
読む本を選ぶ時、好きなジャンルも選びはするが、なるべくいろんなジャンルを読むようにしている。
今回の本は米子市立図書館から「新しい読書の楽しみを提案」として選ばれた「大人のための100選」から適当に選んだ本。
異形(いぎょう)の王権、なんのこっちゃ?と思いますが、南北朝時代の後醍醐天皇がいかに変わった天皇だったかと言う事。
鎌倉武士時代を天皇支配時代に変える後醍醐天皇の執念は相当なものだったそう。
この本の面白いのは異形という言葉が、後醍醐天皇の特異性だけでなく、穢多非人などへの差別に使われる事例が示されている。
絵巻物を参照しているので庶民の歴史観に溢れてる。
面白い事を研究する人は世の中にたくさんいるもんだ。
私は何かに特化するより雑学が性に合ってる。
「雑」と言うとあまりいい印象はないが、ある意味、打たれ強いと言うか抵抗力があると考えれば雑と言われても構わない。
雑学って基本的に自ら自発的にするものだから自己責任というか、好きでやってるわけ。
受験勉強とは違う。
多分どこかで役立つと思ってる。
生涯学習は雑学だ。