昨日は会社に戻ると机の上に2冊の本が置いてありました。
1冊は「食虫植物の美里踏査記」。
平成29年に西当別コミセンで開かれた食虫植物展示会で会った植松茂さんと言う方がまとめた本。
植松さんは当別川下に「トウベツタヌキモ」と言う貴重な食虫植物がいると言います。
その存在を大切にし、環境を守っていく事が大事であると訴えています。
2冊目は「インタープリターズ ガイドブック」。
アメリカ、ウィスコンシンで活動する4人の大学教授らが書いた野外活動の指導者養成用テキストを当別エコロジカルコミュニティの山本幹彦さんと息子さんの風音君が翻訳した本。
ザッと見た感じ、この本に特徴的なのは「意味」の大切さ。
自然の何かを観察する時にその意味を問う事により、観察者の人間性が深まる。
「なぜ」を問うのも同じような事かと思いました。
この2冊の本、自然に関するテーマを取り扱ってるところに当別の特徴が現れてます。
観察の対象となる自然資源が当別町に残っている、あるいはそう言った環境を気に入って移り住む人がいる、その人たちの活動が世の中に細波のように伝わっていく。
本をまとめると言うのは翻訳にしろ「専門性」が必要。
現代社会は「興味」と言うものが多様化し、グローバル化しています。
そしてネットにより「興味」を核としたコミュニティが生まれやすい。
「興味」のフックとなるのが「専門性」。
当別に「専門性」を持つリアルな人達がいる事により、いろんな面で人脈が広がる。
たまたま机の上に置いてあった本を見てそう思いました。