人は他人に頼らなければ生きてけないのは当然のことながら、たまに孤独感を感じる事もあるのではないか。
それは物理的と言うより心理的な状態であって、自分の事を誰もわかってくれないとか、他人から疎外されてる場合に孤独を感じる。
また人を遠ざけるとか、無口であるとか、1人でいるのが好きな孤独がちな性格の人もいるでしょう。
仙人みたいに山奥にこもって物理的孤独を実践してる人もいるかもしれない。
牢屋に入ってる人は孤独だろうか?
それほど過激でなくてもあえて孤独を愛す、孤独を楽しむモードに自らを置く事は精神の解毒みたいなもので、時折やってみでも良い。
孤独の境界線がどこにあるかわからないが、1人でいる時間が長くて、手を動かすというより頭だけが働いていて、気分的には寂しい、1人どこかにこもり、本を読む、考え事をする、音楽を聴いても良い。
先週、カフカの審判を読み終えました。
なんの悪い事をしてないのに裁判にかけられ、無罪なはずなのに気にかかってしょうがない、しかも最後は本当に裁かれる、と言う未完の断片小説で不条理な場面が散りばめられてる。
カフカは孤独な人だったのではないかと勝手に想像しながら、この小説のBGMには坂本龍一のSolitude Themeが似合ってるなと思った。→トニー滝谷のテーマ曲
この曲を聞けば孤独を感じざるを得ない。
哲学者のショーペンハウアーは孤独を強く推奨した。
孤独を大切にせよ、孤独を愛せと。
ひとりぼっちか。
将来、自分がそう言った境遇になるのだとすれば、甘受しよう。